ショックレスハンマー

間伐講習で、クサビを使った伐倒を勉強していますが、講師が使っているクサビ打ち用のハンマーを強く勧められました。

これは、機械整備用のドイツ製「ハルダー (HALDER) ショックレス 無反動 スーパークラフト ハンマー」ですが、これが林業関係者に大人気のようです。中に鉄の砂のような玉が入っていて、それが打撃時に移動して、更に打撃を加速させるのと同時に反発を抑える働きをします。ショックレスハンマーにはいろいろな材質や構造のものがあります。

内部のウエイトが、50円玉のような円盤で中の芯を移動するタイプもありますが、これでは、上から下に向かって叩き下ろす作業では、ウエイトがスムーズに動きますが、横方向の打撃動作では、中の円盤がスムーズに移動できないため、クサビうちには向かないようです。その点、HALDERのショックレスハンマーは鉄球の砂が移動するウエイトタイプで打撃方向の弱点がありませんので、クサビ打ちに向いています。

道具好きのため、私はそれを聞いて、即通販でポチりました。



ハンマーヘッドの大きさは50mmのタイプで、重さは1.1kg、柄はスチールタイプを選びました。

スチール柄タイプは折れにくく、グリップがラバーとなっていますので、滑りにくくなっています。
林業関係者は60mmのヘッドタイプで重さ1.7kgや、柄がヒッコリーのものを好む方もいるようです。

試しに、キンドリングクラッカーという薪割り道具とこのハンマーを使って薪割りをしてみましたが、手への負担も少なく、パワーも十分に伝わり、すごく楽に割ることができました。

山でこのハンマーを放置すると、見つけにくくなりそうだったので、蛍光テープを張ってみました。

これなら、無造作に置いても見つけやすいです。

物好き

Posted by 伊藤 輝樹