チェーンソー オイルポンプ修理

頂き物のチェーンソーSCS-350Aですが、オイルがチェーンに充填されない状態でしたので、分解掃除と修理をしました。まずは掃除から。ちょっと外し方が良くなかったです。モータのロータごとごっそり抜けちゃいまいた。オイルポンプがあるネジを外す場所間違いでした。まあ、ついでなので、モータの掃除もしました。


思ったほど木くずが入っていなくきれいでした。

ブラシもまだまだ残っており問題なし。

オイルポンプがあるカバーを外しました。奥の黄色のカムがポンピングする部分です。

ポンプを分解しました。なぜかパイプの中にねじが入っていました。おそらくこれが悪さをしてオイルの出が悪くなっていたと思われます。
以前の所有者が加工してオイルの出を抑えていたのでしょう。ここにおがくずが付着していたので詰まってしまっていたと思います。

ピストンの中は問題なしです。


組み立てなおします。この時ミスってました!パイプ取り付け口の向きが間違っていて、後にこれがきっかけで、パイプ取り付け口をひねったときに、ポンプを固定する真ん中の上向きの白い爪を壊してしまいました。

このポンプの構造も簡単で、ピストンの中で棒が前後動くだけで、逆止弁が供給側にはなく送り側にボールが入っているだけだったので、ピストンを押した際にオイル供給側に逆流するのではないかと思ったのですが、ここはオイルの粘度をうまく利用していて、供給側の口が小さいので、高速でピストン動かすと供給側が負荷となって送り側にオイルが出ていくようになっていました。


パイプ取り付け口をひねったときにポンプ固定の爪を折ってしまったので、タイラップで爪を作って本体の溝にはめて動かないようにしました。

チェーンへのオイル送り側のパイプを接続しました。

修理完了。問題なくオイルが出てくるようになりました。