カラ松の植え付け開始
今週からカラ松の植え付けを経験しています。まずは、苗屋さんから苗を受け取り、束を地面を掘った洞窟のような場所に保管します。植え付けが終わるまで、根が乾燥しないように、成長して芽生えないようにしているようです。
現地は良く晴れて眺めが良いところです。ただ、場所によっては傾斜がすごくて足場がすごく悪いです。
この広い皆伐し地均しが終わった後の場所に100ヘクタール当たり2500本の割合で植え付けをするようです。
植え付けの間隔も厳しく決まっていて、枝などのごみをためている棚下20cmくらい、2m10cm間隔で行っていきます。目安は園芸用の支柱を使って間隔を図っています。植えた後には抜けないか苗を引っ張って確認し、根元には枯れ草などのゴミを盛り付けて保湿効果を持たせるなど、なかなかやることが多いです。
北杜市は、カラ松の植え付けを行いますが、それには諸説あるようです。
・杉やヒノキは日が当たりすぎないある程度湿った地域で、暖かい地域で良く育つため、北杜市のような標高が高く気温も上がらず、傾斜も緩やかで山に日が良く入り乾燥している場所では育ちが悪く適さない。
・カラ松は、逆に、乾燥した寒いところで育ちが良い。
これらの理由から北杜市(八ヶ岳周辺)はカラ松の植林が多いようです。
カラ松はねじれて育っていき、乾燥するとねじれが元に戻ろうとするため、建材には適さないようですが、繊維は丈夫なため、べニアに適しているようで、最近ではべニアの需要も増えてきているということですが、どの時代にどの木材の需要があるのか判断するのが非常に難しく、いま必要な木材は、50年前に計画して植えたものとなるため、いま植林しているものも50年先の需要を見積もって植えているため、50年後に利益が本当に出るような時代となっているのか非常に厳しいとのことでした。
植え付け手順
1.植え付け場所の確認(横2m10cm、縦2m10cm、上空二次元測定距離離して植え付け)
2.植え付け場所のゴミの除去
3.穴掘りして植え付け
4.引っ張って抜けないことを確認する。
5.乾燥しないようにゴミを被せる
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